日本の空手稽古、追い突き

空手道とは


空手とは、運動文化の一つです。武士道を兼ね備え、日々の稽古において、心・技・体、三位一体となった成長を目指します。
日本伝統の「武道」である空手は、剣道や柔道と同様に世界的に広がりを見せ続け、現在では、日本国内の空手人口は300万人に達し、海外では165ヶ国が世界空手道連盟に加盟、その会員数は4千万を越えています。

日本空手松涛連盟 (JKS)


空手は大きく伝統空手とフルコンタクト系の2つに分かれます。私たちJKSは、伝統派空手の《全日本空手道連盟四大流派》といわれる松涛館流、剛柔流、糸東流、和道流のうち、松涛館流に属します。
松涛連盟は、国内の約200支部が加盟し6000人超の会員がおります。さらに海外でも欧州を中心に約60ヶ国の支部が加盟し、その輪はさらに広がり続けています。

日本空手松涛連盟の理念


「空手道」とは、人間が正しく生きてゆく為の「人格」を学ぶ武道です。
その真髄は稽古を通じて心・技・体の3つが一体となり、成長を目指す所にあります。
つまり、力や技の優劣を競う事だけではなく、空手道を通じて老若男女がお互いに尊重しあえる「人」として、
日々稽古を重ねていくと言う事であります。

日本空手松涛連盟では、技能の程度や目的に応じた指導を行い、
新たなる理想である「生涯空手」を掲げて、空手道が幅広い年齢層へ普及・発展し、社会全体の利益となるように目指しております。

空手道はわたしたちのなにを変えるか


空手道の稽古は、全身をつかいます。
突きや蹴りも手先、足先だけでは技の体をなさず、全身の力をつかいきって初めて速度と威力を発揮することができます。
自分の身体を指先からつま先まで統御できないと、満足に突くことも、蹴ることもできないともいえます。
「基本、組手、形」という3つの「課題」をまんべんなく学ぶのは、自分の身体能力を自覚し、よりよく開発してゆくためでもあります。


自分を知ることは、稽古のみならず、あらゆることに通じる学びの必須前提です。
稽古はおのずと、自らを成長させる「機会」となります。

その意味でも空手道は、体力や能力、性別、年齢にかかわりなく、だれにでも門戸を開いています。


空手道をはじめることは、日々の生活に武道をとり込むことを意味します。

道場ではじめに教わることは礼です。礼によって稽古ははじまり、礼によって終わります。
稽古と礼節は一体です。礼は、師匠やともに学ぶ仲間への敬意でもあり、一期一会の学びの時間をその都度意識する一種の「節目」です。「礼節」ともいう所以です。

つまり稽古をはじめるのは、生活に「節」をつくることでもあるのです。


竹をイメージしてください。
積雪をはじき返すしなやかな強さは、あの節によってもたらされています。

空手道をはじめると、当然、これまでの日常に稽古の時間が加わります。かぎられた稽古の時間は、日常と仕切られた非日常ではなく、自己の可能性を伸ばし、仕事や学業を活かすための「節」だと思ってください。

高度化した情報社会では、だれしもが自分の根をさがしあぐね、さまざまな圧力にさらされ、圧迫されながら生きています。ときに押しつぶされそうになることもあるでしょう。

節を持つことで人生は、かんたんには折れにくいものとなる。

そうわたしたちは信じています。

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